2018年10月25日

怒濤の日々にケガをする

新しい仕事は、中々に懐かしいものがあった。
デパ地下で働いていたときの経験が、
僅かばかり役立っている。
とは言え、初めてのことには違いない。

初日は、お昼から夕方までの短時間勤務。
何故かマネージャーと二人で店頭に立ち、
緊張のまま終わってしまった。
必要最低限のことは、初日に頭に叩き込んで
臨んだ2日目。

ロッカーは、同じ店舗の複数人で
1つを使用するらしい。
その為、初日に教わったロッカーには既に
パンパンの服と荷物が詰まっていた。

困っていたところ、鍵の掛かっていない
隣のロッカーを発見。
丁度、空いていたのでそこを使うことにした。
そこへ、この日一緒に仕事をするベテランの
Tさんともロッカールームで一緒になり、
そこから駆け足で、朝準備から開店までの流れを
説明され、私は必死にメモをとった。

覚えることは山とあるが、それが身体に
身につくまでは時間が要る。
けれど…………。
Tさんは調理場への行き来等の用事が山とあり、
ワンオペになることしばしば。

あ、あれ?
売り場は私一人??
ひぃぃぃぃ!
まだ2日目なんですけど、もう放流ですか??
やめてくだされぇぇぇーーーーw

戻ってきたTさん。
「大丈夫だった? なんか一人で平気だね、
 あたしが教えること無いわw」
「いやいやいやいや!必死なだけですっ、
 一人にはまだしないでくださいっ!」

Tさん、ニカッと笑って元気に声掛けを始めた。
怖いよー、ワンオペ怖いよー。
慣れてからなら幾らでも構わないけど、
流石に2日目はやだーw

そして、3日目もこのパターン(汗)。
今度は朝から一緒だった学生さんが、
お昼から厨房へ上がったので一人に……。
一時間ちょいすると、別の学生さんが
店に入ってくれたので一安心。

その子は、ここのバイトが初めての
アルバイトだそうで、ワンオペになるまでは
一ヶ月つきっきりで教えて貰ったらしい。
そりゃそうなるよ、当たり前さー。
私だって放っておけない。

「一人にされるの早くないですか??」
そんな彼女の驚きぶりに、
「接客経験あるオバサンなんて、扱いは
 こんなもんだよw」
と笑って返しておいた。

……自分で言ってて、納得。
そうか、そういうことか(笑)!

ヒーヒー言いながらメモを取って、
必死にお弁当作りもやらせて頂いている。
色々なことが経験できて、結構面白い。
が、夕方から夜のシフトは大変だった。

電車が到着するたびに、どっとお客様が
やってくる。
そう、帰宅時間なのだ。
レジは1つ、人間の体も1つ。
気が付けば人は並んでいて、そんな時に
ワンオペだったりする。

心の中では、たーすーけーてー!と叫びつつ、
必死に明るく元気に声を出し捌くしかない。
1時間後、学生さんが来てくれたときは
天使降臨キター!と本気で思った(笑)。

そんなこんなで、段取りもままならないまま、
必死にしがみついて頑張ってます。
若くないからね、本当に必死w

家に帰って、昨夜は大変なことが。
寝室に干しておいた洗濯物を、籠いっぱいに
取り込んで、隣の部屋へ移動したときのこと。

すぐ隣の部屋なので、灯りはつけずに暗いまま。
いつも通りに移動したら、右足下に物凄く重たい
ぐにゃりとしたものが当たった。
しかし歩く途中のことで、私はバランスを崩し、
咄嗟に左足を出してバランスを取ろうとするも、今度は左足も重たいぐにゃりとしたものに
阻まれて、やっとそれがネモさんだと判った!

米袋よりも重たいネモさん。
足が当たったくらいで動くわけがない。
ネモさんを今度は避けようと、右足を交差させて
勢いよく着地した地点が悪かった。
引き戸の段差の角部分。

やってしまった瞬間に、周囲に轟くばかりの
悲鳴を上げてしまった。
ネモさんなんて、私の悲鳴に驚いて物陰に
隠れて泣きそうな顔をして様子を伺っている。

痛みに呻き声を漏らすしか出来ない私は、
打ち付けた右足を上げたまま、クローゼットに
両手をついて固まっていた。
旦那さんに、「どうした!」って聞かれ、
足ぶつけた!ネモさん蹴っちゃった!と、
本当にそれだけを答えるので精一杯。

旦那さんは慌てて来てくれて、二本足で
プレーリードッグみたいに立って、
泣きそうな顔で隅から覗くネモさんを抱き上げ、
「ネモは悪くないよ、大丈夫大丈夫」
そう言って宥めて連れて行ってくれた。

でもすぐに、私に駆け寄って傍で見上げている。
このままでは良くないと思い、私もネモさんを
抱き上げて謝った。
片足は引き摺ったままだけど、とにかく抱っこ。
ネモさんゴメンねって何度も謝った。

肩の上で、ネモさんはゴロゴロと喉を鳴らす。
不意の事故で蹴飛ばしてしまったけど、
ネモさんはケガも何も無い。
多分、足が当たった時にゴロンと転がった
という事なのだろう。
……ほんと、無事で良かった。

リビングに戻り右足を見てみると、
親指の裏側から付け根と、土踏まずの部分まで
腫れていて、既に内出血が始まっていた。
…………またしてもやってしまった。

旦那さんに思わず
「あたし、何かバチが当たることした?」
と聞いてしまうくらい痛かった(苦笑)。
旦那さんは笑いながら、
「何もしていないよ、君が不注意なだけw」
そう言ってしばらく笑っていた。

あともう一人、旦那さんと全く同じ台詞で
不注意なお前が悪いと笑われたw
…………確かにその通りです。

ネモさんは今日も変わらず、
一緒の枕を使って一緒に眠って、

仕事が休みだった私と遊び、


気持ち良さそうに昼寝をしていた。


この子を大事に護らなきゃ。

そして私の右足の親指の裏は、
どす黒く斑に変色し、気味の悪い仕上がりにw

これで、キッチンシューズ履くのかー。
結構大変だけどやらねば!
おっしゃー!頑張っていくぞー!



















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