2019年2月8日

ネモさんの優しさ

口から出るものは難しい。
毎日、そう思う。
こと対人に関しては慎重にしている。

そんな中で思ったことは、
ここの誰も信用できない、と言うことだった。
平気で人を攻撃して傷付ける。
標的じゃないからまだ良いけど。
なんだ、あそこのあの人達と変わらないじゃん。

笑って話を聞いていたとしても、もう二度と、
この人達の前で警戒は解くまいと決めた。

自分の心でさえ逃げ場も無いのに、
外でもこうなのか。

宝石屋で働いていたとき、本当に毎日
しんどくてしんどくて苦しかったとき、
休憩時間にずっとイヤホンつけて、
社食の端っこの席で音楽を聴いていた。
まぁそれはそのあと、休憩時間すら無くなって、
ある意味解消されたけどw

都内通勤で大変なときにも、
延々と同じ曲を聴き続ける時もあった。
あれはあれで地獄だったから、
心の痛みを誤魔化す手段だった。

今となっては。
宝石屋の仕事の方が、正直
頑張れば成果は目に見えたし、
楽しかったなと思う事がある。
少なくとも今の仕事よりは……。

今日は休みで、髪を切りに行った。
襟足も前髪も、とことん短くして貰った。
前髪なんてオンザ眉毛だ。
職場で被るネットとバンダナに、
楽に髪の毛が収納できるように。

施術してくれるお兄さんからは、
「機能性重視で、髪が
 どんどん短くなっちゃいますね」
と、笑われている。
もう本当は、刈り上げても良いかって
思うくらい髪の毛に興味が無かった。

そこをお兄さんが、素晴らしい腕前で
綺麗にまとめてくれているから、
やっぱり次もキチンとカットして
貰おうって思える。

そして今はお家。
休みの日は、家事が片付くと延々と、
何度も見たライブ映像を流している。

初めこそ一緒に歌ったりもしたけど、
今はただ、見ているだけ。
ただ、涙が流れるのを拭くだけ。

心に逃げ場が無い。

弱さも情けなさも、自分のだけは許せない。
どんなに傷付いて壊れていったとしても、
逃げることは許せない。
そんな自分だから、自分ですら
仮面を被る。

ずっと倒れるように転がって
画面を眺めていると、何の前触れも無く
涙が流れ続ける。
そんな私の傍に、ネモさんは寄り添う。
優しいね、君は。




そのうち、おかーさんも復活するさ。
ありがとね。



























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