2018年11月10日

太陽と月

週1しか休みのない旦那さんとは、
今までの仕事だと中々休みが合うことは
無く、予定を合わせるのも難しかった。
でも今の仕事は、何曜日だけ休ませ欲しいと
申告をすれば100%通る。

旦那さんと一緒の休みだからといって、
出掛けるでも、何をする訳でも
無いんだけどね。
平日休みだから、ラーメン二郎に行ったり。
その程度の事しかしない。
それ以外の時間は、私は家事をバタバタ。
旦那さんは連日の疲労で寝て過ごす。

ただそれだけなんだけど、
大切なもの。
同じ空間に一緒に居ることが大切。

そんなある日。
出勤の準備をしているときから
私の感情が消えた。

それは突然のことで、その時の私は
何も耳には届かず、頭の中から思考すら消えた。
自分に不都合は無いけど、傍に居た旦那さんには
薄気味悪いことだったらしい。

具合が悪いとかでもなく、ただ虚ろ。
受け答えも一言だけ。
仕舞いには旦那さんのイライラMAX。
それでもその時の私は、感情すら湧かなかった。
旦那さんを怒らせたまま、互いに出勤。

この日は早番で、とにかく準備に忙しい。
他のテナントで働く人達に、いつも通りに
挨拶をして動き回っているウチに、
何となく回復していた。

明るく元気に声を出し、いつもと変わらず
接客もしていた。
時折、ふと時が止まったような感覚に
囚われることはあったけど、何とかなった。

昼休みに気になって、まずは旦那さんに
謝罪のメールを出した。
何がおきていたかを素直にそのまま伝え、
説明出来なかったことを謝罪した。
そのあと、ネットで調べてみた。

感情が消える。
そのワードでかなりのヒット数。
どれも笑えないものばかり。
鬱病か、更にその先にある厄介な病名しか
見当たらないくらい。

そこでやっと、意識が本当に元通りになった。
病気になんてなってたまるか。

何度も生き地獄をあじわった時、
ボロボロになって、それでも笑っていた。
負けたくなかったから。
護りたいものがあったから、戦った。
真っ直ぐ、お天道様を見上げられる自分で
いたかったから。

そんな事をしていたら、
あなたが傷だらけになっちゃうよ。
もっと自分を護って良いんだよ!

私の事情を知っていた当時の友人からは、
そんなことを言われた。
それでも私は手段が無くて、いつも誰とでも
心は裸で向きあっていた。

もうずっと昔から、やってきたことなのに、
今頃ダメージが出たのかな。
いやいや、それでは困るんだ。
私の売りは、明るく元気で前向きなこと。

私が不安定だと旦那さんも同じになる。
奇妙なことに、私達夫婦は表裏一体。
今朝方、旦那さんも突如気持が落ち込んで、
図らずも私の状態が理解できたそうな。

私達夫婦は、互いが太陽であり月でもある。
だからまた、私は笑おう。
旦那さんの光でありたいから。

もしも本当にしんどくなったら、
私はクラウンになろう。








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