2019年6月1日

リアクションで損をする

昨日は一番物量の多い日で、
新人さんがトレーニングを終えて、
ワンオペをする初日でもあった。
よりによって金曜からか、とも思ったけど、
一番大変な時を最初に乗り切れば、
他の曜日が楽に感じるのかもしれない。

だから彼女が出勤する時間までに、
普段は昼過ぎに済ませる仕事を、
朝の時点で粗方片付けておいた。
そうじゃないと何も進まなくなるし、
新人さんがパニクるのが目に浮かぶ。
ついでに言うなら、店長が不機嫌になる。

そこが一番の懸念だったから、
思い付く限りのことは済ませた。

新人さんとは初日からシフトが一緒で、
何かと教える役回りになっていたから、
彼女自身の身を守るために、
徹底して基本は教えた。

て言うか、私で良かったのか?
押さえるところは押さえているけど、
結構、自己流だぞ?
嫌な役回りだと感じつつも責任重大。
宝石屋の時のようにガンバリマシタ😱

何故か妙に懐かれて、
何故か一緒のロッカー使わせてくださいって
言われたあの時から、きっと
こうなる流れだったのだろう。

物凄く素直な新人さんだから、
楽しく仕事をして欲しい。
前の厨房の新人さんのように、
酷い目には遭って欲しくない。
その想いしかなかった。

一生懸命に私の動きと接客を見て、
一生懸命に覚えてくれた彼女だから、
落ち着いてやれば大丈夫。
ショートタイムのパートさんで、
修羅場時間の夕方前にはあがるから、
何とかなるはず。

厨房と売り場を行き来しながら、
何度も励まして、心の中では祈っていた。
それはベテランパートさんも同じで、
心配しつつ我々も仕事に追われていた。

ふと会話の中に、先日ご近所さんで
働き始めた私の仲間の話題が入ってきた。
開口一番。
「彼女、ほんとーーーに良い人ね!」
から始まり、最後もまた「良い人ね!」
で終わるのだ。

出身県が奇しくも同じということも
手伝っているのだろうけど、
ベテランさんがここまで他人を褒めるのは、
かなーり珍しく、驚いた。

しかしそれは、ベテランさんだけの話では無い。
当のご近所テナントさん。
そこで働いているスタッフさん達にも、
すこぶる評判が良く、誰に話を聞いても
「イマドキ珍しい、本当に良い人ですね!」
と、べた褒めされるのであった。

紹介した甲斐はある。
自慢の仲間だから✨
私には勿体ないくらい、キラキラしてる。

私なんて、変態で通っているからなっ。
なんかみんな笑うし。
可愛がってはくれてるけど、笑う。
面白い人で通っているのかもしれない。

家で、晩ご飯用に大和芋をすっていた。
長芋よりも粘度のある、美味なやつだ。
産地によっては、長芋の倍以上の価格帯。
水っぽい長芋より、餅のように粘りのある
大和芋を食べた方が栄養素も満足度も違う。

手につくと、猛烈な痒みが出る。
流水で洗い流せば、その痒みはとれると
パッケージにも明記されている。
だから手袋を着けてすっていた。

が、手袋をしていない部分に着いた途端、
とんでもない痒みが!
ついでに、すった芋にくっついて
手袋も外れてしまい右手のあちこちに!

もはやそこからは、私には地獄。
いくら洗っても痒みがとれない💦

「痒い痒い痒い! 助けて! 痒い痒い!」
ジタバタドタバタ悶絶する私を見て、
旦那さんは慌てるどころか、腹を抱えて笑う。

「なんで笑うの! 洗っても痒いって!」
「水でダメなら、石鹸で洗いなよw」
ゲラッゲラ笑う旦那さん。

私は藁にもすがる思いで、石鹸で
洗い始めたら、皮膚が焼けるようにピリピリ!
「ぎゃー! 石鹸浸みるー!!!」

ムスカの「目がぁー!目がぁーー!!」
じゃないけど、正にあんな風。
大和芋の成分が、私の皮膚を浸食してたっ。

旦那さん、涙目で笑う。
居合わせていた、あーさんも
声も無く腹を抱えて肩をふるわせている。

「あんたら、何で笑ってんだぁー!
 こっちは痒くて死にそうなんじゃー!」
すると二人は声を揃えて
「だって面白いんだもん」だって。

ひでぇ。
結局手は被れ、真っ赤な斑点が腕まで広がった。
最終手段のステロイド薬を塗り、沈静化。

落ち着いてから、二人に愚痴った。
私の場合、かなり激しく怪我をしても、
最初は誰もが心配せず笑う。
一頻り笑った後に、心配するのだ。
それは一体何故なのだ、と。

旦那さんは、やっと笑いを堪えながら
「君のリアクションが面白すぎて、
 普通じゃないんだもん。 けど、
 ちゃんと心配もするよ?」

……心配より先に笑われたら、
悲しいわいっ😱

「あーさんにも聞いてみなよw」
「うん、まず笑うw」

……………………………もういいよっ😫

手の痒みは、ステロイド薬のお陰で沈静化。
大和芋の摺りおろしは、今後は旦那さんが
やってくれることになりました。

その後も旦那さん達は、私の面白さを
しみじみと語り、それが個性だからと
褒めていたようだけど、嬉しくはない。
普通に心配してっw
例え変でもっw












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