ときのかたすみ: 何事も順番はある

とうとう12月。
仕事の方も、一大イベントへ向けて動き始めた。
それは、クリスマス。

私が子供の時以前から、当たり前のよう
ローストチキンとケーキを食べる日。

物心ついたときから、その様に刷り込まれて
育った日本人なもんだから、誰もかれも
当たり前のようにケーキを買って、
チキンレッグやフライドチキンを食べる。

うちのお店は、鶏専門店。
通常は、焼き鳥や手羽唐や唐揚げがメイン。
そこへ、クリスマスウィークだけは、
怒濤の戦いが始まるという。

普段は並ばない、チキンレッグ。
正に飛ぶように売り切れるらしい。
…………鶏だから。

ベテランのTさんとは、
とにかく色んな話をしたりする。
妙に気に入って頂けているので、
最近は故郷の話も混ざってきた。
そんな話までしてくださるのだな、
そう思うと本当に有難い。

お互いに人見知りなのだけど、
コミュ力は高いのでよく喋る。
色んな所が何となく通じる私達は、
その辺りもまた良かったのかもしれない。

とは言え一回り年上の方だから、
たまに、と言うかしょっちゅう、
加齢による衰えの自虐ネタが飛び出すw
新しくなった健康チェック表を見ている私に、
すかさず「老眼なの？」とw

私は表に丸をつけながら、
「まだ40代ですからなりませんよー」
それに対してTさん。
「じきに来るわよー、じきに」とニンマリ。
私は、振り返りながら満面の笑みで
「みんななります、こういうのは順番です」
こんな返しを許してくれるからこそのやり取り。
Tさんは、「そうよね！」と笑っていた。

学生さん達とも楽しくやっている。
これから社会で様々な経験を積んでいく彼等と、
その道筋を彼等より長く歩んできた自分。

自分にも、こんな時期があったなぁと
懐かしく感じながら、彼等の言葉に耳を傾ける。
自分が学生当時、バイト先のオバチャン達には
色んな事を教えて貰った。

巡り巡って今は、自分自身がオバチャンで、
同じような事をしていることに気が付いた。
成る程、こういうことなのか(笑)。
気が付くと面白いものだなと思う。

今日は休みで、旦那さんが喜ぶようにと、
好物の煮物を作っておいた。
更に、ペンネのクリームパスタも。